金沢ジャズストリート

2017/9/15 Fri.

「金沢ジャズストリート」での演奏のため、一日早く金沢に入りました。台風18号が九州に接近中で、走り出せば北朝鮮のミサイル実験のため「空襲警報」は鳴るし、色々あるものですね。

 佐渡島を眺め一気に金沢市入り。東茶屋町で徳田秋声記念館を、その川向では泉鏡花記念館を見学。

演奏終了後のごあいさつ。
演奏終了後のごあいさつ。

金沢ジャズストリート当日、16日は午後の演奏まで時間があったので、江戸時代の女流俳人「加賀の千代女」の記念館を覗き、室生犀星記念館を見てから会場のポルテ金沢へ。

 九谷焼、加賀友禅、金箔に代表される伝統工芸に加えて文学の面でも見るべきものが溢れているんですね。

演奏後は近づく台風から逃げるように富山県五箇山へ。雨になった日暮れ時の菅沼集落も風情がありました。

 「稲穂のハサ掛け」時期ということでライトアップされた相倉合掌集落では、集会場でコキリコ節の歌と踊りを見せていただきました。天候の良いときは神社前で踊っていただけるのだそうです。

 翌17日は台風一過の爽やかな朝。国指定の重要文化財となっている村上家で、ご頭首に集落の歴史、合掌造りの構造など丁寧にお教えいただき、また、コキリコ節も聞かせていただきました。囲炉裏端で聞くコキリコ節はまた格別でした。

 五箇山地方を後に「君の名は」の若いファンに溢れる飛騨古川に立ち寄りました。「飛騨の匠記念館」でじっくりとお話を伺いました。

金沢、五箇山、飛騨古川と心地よい街並みを楽しむことができて、ジャズストリートでの演奏がなにか遠いことのように感じられるドライブになりました。

家に戻ってメーターを見れば、千キロメートル近くの走行、気持ちの良いドライブでした。